草木染め(型染めで麻を染める)

市の染料植物園で行われた「草木染体験 型染で麻を染める」という講習に参加してきました。
これは定期的に染料植物園で行われている「染めてみようシリーズ」という1日体験講習です。
手織りに使う糸を染めてみたい、と思ったのが草木染めに興味を持ったきっかけでした。
今回は型染めという技法の染色だったので、手織りの糸を染める事とは直接関係はありませんが、
草木染めという意味では大変勉強になりました。




まずは型を麻布に置いて石糊を付ける作業。(糊置き)

この石糊がとてもしっかりした糊でヘラでのばすのがひと苦労(^_^;)
型紙が少しでもずれるといけないので慎重に作業しました。



型紙は何種類かある中から好きに選ぶ事が出来ました。
しか〜し、カマキリやバッタ、ツバメなど可愛くて気に入るものが
な〜い(T_T)
仕方なくカブの型紙を選びました。

この糊がついた場所が染まらず、色が白く抜ける場所になり
ます。















糊をつけたら乾かします。

伸子(しんし)張りをして吊るして干しました。
この日はとても天気が良かったので途中からは外で・・・




石糊が乾いたら豆汁(ごじる)引き。

豆汁とは生の大豆の搾り汁。この豆汁引きをする事で糊を布に
食い込ませ、染め付きを良くします。
刷毛を使ってムラなく引きます。















このように糊を乾かす時とは逆の向きにして干します。

本来は豆汁引きをした後、1日置くそうですが
体験講座なので乾いたら次の過程に移ります。




豆汁を乾かす間、植物園の園長さんが園内を案内してくれました。
「染料植物の道」は飛鳥・奈良〜平安・鎌倉〜室町・江戸
〜現代の道と名付けられたそれぞれの道に染料植物が植えてあります。
温室にも色々な染料植物がありました。
それぞれの植物には案内解説板があり、媒染剤による色の違いも
良く分かり、大変勉強になります。
















豆汁が乾いたら、次は染料で引染します。
今回は“茜(あかね)”を使って染めました。
豆汁同様、刷毛を使いますが、もたもたしていると
色がムラになってしまいます。でも何度か引染している内に
ムラも目立たなくなりました。




コレが引染をした直後。まだ色にもムラがある感じです。
この後染料が乾いたら、今度は媒染引き。
焼きみょうばんを使って色の発色と定着をさせます。
媒染も乾いたらまた茜の引染。予定では媒染引後の引染は
1回でしたが、天気が良く染料の乾きが良かったので
もう1度引く事に・・・















今回の染料“茜”。アカネ科の多年生つる草です。
根から染料が取れます。古代の人はどうして茜の根から
染料が取れる事に気付いたのでしょうか・・・

茜の引染を2度した後、もう1度豆汁引きをして
染料をカバーします。これで染色の工程は終了。





完全に乾いた後、糊落としをします。
本来は水に1時間位漬けておくそうですが、やはり体験講座で
時間がない為、ぬるま湯に漬けました。(約20分)
















ふり洗いするだけで石糊がきれいに剥がれ落ちます。
もう1度きれいな水ですすぎ洗いした後、バスタオルに包み脱水。





本来は糊落としをした後、染色の安定と媒染による発色と定着を
促進させる為、「蒸し」という工程があるそうですが
今回は半乾きの状態でアイロンをかけ皺をのばしました。















出来上がりはこんな感じです。
糊の部分が染まらず白く抜けてきれいなカブの模様になりました。
このまま額装しても良し!何かに仕立てても良し!
さて私はどうしましょう・・・